当初予定していた使い方が出来ずに困ったことになったXonarU7だけど
せっかく5000円出して買ったものなのでお蔵入り、というのを避けたい。
音だけはとても良いので無駄に終わらせたくないし・・・
ということでちょっと違う角度からいじってみる。


●仮想サラウンド問題の解決
U7には色違いのXonar U7 Echelon Editionなるものがあって
DHTv4とは別にSonicStudioが付属し、仮想サラウンドもサポートしているらしい。

img141108_01.jpg

部屋に置くと統一感が無くて浮いてしまいそうな迷彩柄。
機械的にはU7と同等なはずなのでEchelon用ドライバを無理に使うことは出来るはず。
インストーラを実行するとハードが見つからないと怒られるが、一時ファイルを取り出して
INFにハードウェアIDを追加、U7にインストールしたあと別途SonicStudioを入れる。

img141108_02.jpg

問題なく入ったはいいけど、パネル上部の出力表示と左の出力フォーマットの選択ができない。
仮想サラウンドも動作はしたものの、DHTv4より立体的でもRazer Surroundの足元にも及ばない感じがする。
それに加えて出力切り替え問題もU7と同じで根本解決にはならなかった。

次に試したのはCreative Sound Blaster X-Fi MB3。
マザーボードについてきたソフトで、仮想デバイスとして動作する。
出力先のデバイスにSound Blasterの実物とほぼ変わらない機能を与えてくれるスグレモノ。
極端に言えばどんなデバイスもSound Blasterとほぼ同等になる。
しかもこのSBXMB3、出力先のデバイスを見失うと他に使用可能なデバイスを即時設定してくれる!

img141108_03.jpg

ただ、XonarDXを使ってたときはうまく動作してくれなかった。そしてU7も同様。
Realtekのオンボに出力すると問題なく動くのにDXやU7だと音がおかしくなったり。
ASUS製のドライバのみに限って相性問題があるのかな?バッファサイズが違うんだろうか・・・
でもSBXMB3のサラウンドの処理はRazerやDHTv4やSonicStudioよりも素晴らしく、
不思議なことにDXのDolby Headphoneに最も近い印象を受けた。
できればこのSBXMB3を使っていきたいんだけどなぁ・・・


●切り替え問題の解決
さすがにSBXMB3で正常に音が出ないのはおかしい。
そりゃマザーボード上のサウンドデバイスにのみ制限されてる可能性もあるわけだけど・・・
ダメもとでU7のサウンドプロセッサ「CM6632A」のドライバを探して突っ込んでみた。
すると・・・SBXMB3が使えるではないかッ!!!
しかも驚いたことに本体の切り替えスイッチを押してもデバイス上は変化がなく切り替わる。
ヒーハー!!!これだよ、これこそ求めていたものなのだッ!!!
CM6631/CM6631A/CM6632/CM6632Aは共通のドライバらしいので、片っ端からいろんなメーカーの
ドライバを試しまくった結果、Emotiva XDA-2のドライバ(非Unified)がベストだと結論づけた。
ほかのドライバはことごとくマイクとライン入力が使えなくなってしまったけど
XDA-2のものだけ両方とも正常に認識し使用することができた。SBXMB3も問題なし。
DHTv4を使いたければINFを編集してくっつけてやればOK。ただSBXMB3と同時には使えないけど。

img141108_04.jpg


●そして今
SBXMB3+XDA2ドライバで快適サウンドライフを満喫中。
当初のXonarSwitch並みの一発切り替え・・・とはいかないものの、U7の切り替えスイッチと
SBXMB3のホットキーで事足りるので万々歳。
サウンドカードからUSBDACにするためだけにどうしてこんなに苦労したのかorz
いないとは思うけど同じような人の助けになればと記録をこうして残すのだ。


●おまけ
Sound Blaster X-Fi MB3は正しく設定しないと仮想サラウンドになってくれないので
導入手順と細かい注意点も書き残しておこうと思う。

1.Sound Blaster X-Fi MB3をインストール
2.再起動を促されるので再起動
3.SBXMB3のメイン画面右上の▼を押して再生デバイスの選択
4.上側は[Sound Blaster X-Fi MB3]を選択し、[デフォルトに設定]ボタンを押す
5.下側は出力に使いたいデバイスを選んで[OK]を押す
6.詳細設定でスピーカー/ヘッドホンの設定を実際使用している機器にあわせる
7.コントロールパネルのサウンドの設定から(5)で選んだデバイスを選択し、[構成]ボタンを押す【重要】
8.(6)と同じチャンネル数にする【重要】

どう重要なのかというと、(5)で出力先を選ぶとそのデバイスの構成が勝手に7.1chにされてしまう。
もし2chスピーカーを使っているのなら構成を2chに戻してやらないとサラウンド出力せずに
7.1ch出力のうちのフロント2つ分しか聞こえなくなる。
WindowsXP時代はOS側の設定を7.1chにすること前提で仮想サラウンドを実現するものが多かったけど
今は出力ch数を調べて処理してくれるのでOS側やSBXMB3側の設定は実機と同じにしないといけない。
そして再生するソフト側で7.1ch出力をするように設定すること。

また、DolbyさんとSBXMB3は犬猿の仲のようで、DHTv4をいれたりPowerDVDのオーディオコーデックで
Dolby関係を有効にしようものならSBXMB3のサラウンド化がなぜか無効化されてしまう。
自分の場合、SBXMB3を再インストールしてあげるまで回復することはなかった。
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2014.11.08 17:24 | PC | トラックバック(-) | コメント(-) |

USBDAC化計画。前回はターゲットをXonarU7に絞ったので実際に使って運用するところから。
もちろんお金がそんなにないので中古でございます。お値段\5,380ナリ。
だいたい、DVDや圧縮音楽がよほどなのに192khz対応とか宝の持ち腐れですよ、ええ。

音を聞く限りどの出力にもノイズは認められず、びっくりするほど透き通った音。
XonarDX(118db)よりSN比が114dbと少し落ちるのに劇的に違う。
強くも弱くもなくモニター向けというか良い意味で忠実。若干の金属っぽさを感じるけど気にならない。
いや、褒めちぎってるわけではないよ?むしろそれ以外の部分が肝心なんだから。
しばらく使ってみるとスペックや簡易なレビューからは見えてこないイロイロな問題点が見えてくる。
問題の程度はそれぞれだけどざっと挙げてみよう。

●ステレオミキサーなし
 自分は使わないから気にならないけど、放送関係やスカイプで欲しいと思う人は多いはず。
 ただ、最近の放送ツールは内部でミックスしてくれるものがあるからそこまで困らないとは思う。

●人によりけりリレー音
 PCを起動するとU7さんからカチッとリレー音が聞こえてくる。
 これはXonarDXのときも同じだったので逆に安心感を覚えたり。自分は気にしないかな。
 音作りのため(ポップ音対策?)に物理的接点を持たせて絶縁するのは大事なんだろうね。
 ただ起動が早すぎるせいか、リレーがOFFのままWindowsの起動音が再生されて途中でONになるので
 起動音の後半から聞こえることに。Win8のFastBootだと更に顕著になるかも。
 どのみち起動時のことなので普通に使う分に困ることがないけど、人によっては激おこかもしれない。

●ゆるいボリュームジョグダイヤル
 U7を購入した最大のポイントである出力切り替えスイッチ。
 それがボリュームダイヤルを押し込むことなんだけど、このダイヤルがゆるい。
 段階式ではあるけど相当軽いので、切り替えのために押し込むとたまに少し回ってしまって
 ボリュームをいじってしまうことに。注意して押し込むと問題ないので慣れかなぁ。
 このレビューを書いてる時点で発表されたXonarU5なら形状的に改善されてると思う。

●Dolby Home Theater v4の不都合
 このDHTv4の味付けはいい感じなんだけど、どうも仮想サラウンドがイマイチに感じる。
 XonarDXのDolby PrologicやDolby Headphoneみたいにハッキリとした効果はなくのっぺりしてる感じ。
 sAPOなので入力ソースのチャンネル数を見て仮想サラウンドに落とせるはずなんだけど
 7.1chを注いでもスピーカー構成の設定をしてやってもとにかく立体感がない。
 DHTv4にはDolby Headphoneにあたる機能がないみたいで、ただのダウンミックスのよう。
 さらにHackShieldタイトルが動くとDHTv4の処理がなぜか2プロセスまでしか働かない。
 3つめのプロセスで音を出すと1つめのプロセスの音がDHTv4を通さない普通の音に。
 一回普通の音にもどってしまうとソフトを起動しなおさない限り戻らない。ヒドイ。・゚・(つД`)・゚・。

●出力切り替え方式の大問題
 これが自分にとって究極にこまった問題。
 例えばスピーカー出力中だと再生デバイスに「スピーカー」があり規定のデバイスとなっているが
 切り替えたとたん再生デバイスの「スピーカー」が消え、「ヘッドホン」が出現して既定となる。
 これは前回の条件で指摘した既定デバイスの切り替え方式にあたり、当然ながら一部のソフトで
 デバイスを見失って音が出なくなった。ざっくり言うとデフォルトのデバイスを開くソフトはOKだけど、
 選択されているデバイスを直接開くソフトはNGということ。
 U7を購入した意味はなんだったんだろう・・・


悪いところばかりが目立つような書き方だけど、普通に使う人には十分というか手に余るくらいだと思う。
自分にとってはXonarDXの使い心地に迫るものをと思ったけど、音の良さが飛び抜けても
使い方の面で不満が多くなってしまった。
はてさてどうしたものか・・・次回に続く。

2014.11.08 12:14 | PC | トラックバック(-) | コメント(-) |

最近、ちょっと大きめのPC本体が足元の邪魔になって小型化を計画したんだけど
Mini-ITXにするとスロットはVGAで埋まっちゃうわけでサウンドカードの余裕がない。
うちのサウンドカードはXonarDXさんで、痒いトコロに手が届く良い子なんだよね。
Unifiedドライバがあったり、XonarSwitchのホットキー1発で設定や出力先の切り替えができたり
Dolby ProLogicとDolby Headphoneの味付けが好きでDVD/FPS/圧縮音楽と重宝したり。
しかし妥協してMicroATXサイズで我慢するのも嫌なのでUSBDAC化を決意。
よくUSBDACはPC内部のノイズを受けにくいうんたらで音質をアピールすることがあるけど
USBの5Vラインが粗悪なマザボや電源が結構あるので音の面での優位性は考えてない。
そんなUSBDAC化の顛末を数回に分けて書き残しておこうと思う。


まず自分がサウンドカードに求める条件。こんな感じ。

①ヘッドホンとスピーカーの切り替えが一発でできる
 当たり前なようでいてこれが出来るものは結構少ない。
 物理的にミニプラグを抜き差しするのが嫌だし、出回ってるオーディオセレクタはどれもイマイチ。
 どうしてステレオミニに小さなスイッチがついたケーブルが無いのかあまりに疑問。
 かといって自作すると見てくれも悪いし手間がかかるし・・・
 出力デバイスを2系統用意してコンパネから既定のデバイスを切り替えて使う方法も考えたけど
 採用数の多いライブラリ「fmodex」の一部や特定のソフトで切り替え時にデバイスを見失うため
 音が出なくなることをRealtekでテスト済みなのでパス。

②仮想サラウンド
 FPSやDVD鑑賞時にはやっぱり欲しい。PCの娯楽にかなりのウェイトを占めてると思う。
 Razer Surroundでもいいけど遅延が気になる上に2ch音源の味付けも気に入らない・・・
 最近はsAPOでのソフトウェア処理が多いからハード的に求めるものでもないし
 後付けでなんとかなりそうなので参考程度の条件かな。

1は絶対条件。
とはいえそれを満たしつつ価格もそれなりに収まってくれるものって本当に少ない。
あれこれ調べて把握できたのがASUS XonarU7(左)かAudinst HUDシリーズ(右)くらい。
(CARAT-PERIDOTやTopping VX1もあったけど値段や製品の性格からパス)

img141108_00.jpg

赤丸がスピーカー/ヘッドホンの切り替えがある場所。どっちも物理的なスイッチ。
外付けでXonarDXやSoundBlasterZのようなソフトウェアスイッチタイプってまだ無いんじゃないかなぁ。
これだと選ぶのに迷うどころか、たった2種で値段をふまえたらU7しかないじゃないか・・・
というわけで次回に続く。

2014.11.08 10:27 | PC | トラックバック(-) | コメント(-) |